台風は赤道を越えることができないって本当?!
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曇っている海岸


台風は、地球の自転によるコリオリの力で

渦状になっています。



コリオリの力は、北半球と南半球では

全く反対になるので、南半球の台風は

北半球と渦の向きが逆となります。



赤道直下ではコリオリの力というものが

ないので、台風が発生することはありません。



また同じような理由で、北半球で起こった

台風が、赤道を越えていって南半球へ

行ってしまうことはありません。



北半球では風の軌跡は右に曲がっていきます。



南半球では、軌跡は左に曲がっていきます。



左の方に回っているメリーゴーランドの上で

ボールを投げあうと、ボールは右にカーブ

していってしまいます。



逆に右方向に回転するメリーゴーランドでは

ボールは左へカーブしていきます。



コリオリ力とは風やボールを

曲げてしまう力のことをいいます。



台風の定義は、北西太平洋または南シナ海に

存在する熱帯低気圧で、低気圧域内の

最大風速(10分間平均)がおよそ

17m/s以上のものです。



このため、台風がマレー半島を過ぎ去って

インド洋の方角に出ていってしまった場合は、

台風の定義から外れ、日本の気象庁で

観測することはなくなります。



台風が観測の対象から外れるのは、

インド洋域へ出る場合だけではありません。



台風の勢いを保持したまま太平洋の

180度経線を越えて中部太平洋域に

出る場合も観測の終了となります。



この場合、アメリカが観測を行うことになり、

勢力が強いものであると認められた場合は

「ハリケーン」や「トロピカルストーム」に

なります。



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台風は赤道で発生しない?

地球儀



毎年夏から秋にかけて南海上で発生する台風

ですが、たまに日本列島のどこかに上陸して

大きな被害を受けます。



ところでこの台風、地球上のどこでも

発生することはなく、決まって赤道から

南北の両サイド付近で発生します。



これは、その付近が地球上のどこよりも

日射量が多く、温められた海水から台風が

発生するのに必要な水蒸気が多いからです。



それでは赤道上ならもっと日射量が多いはず

ですから、より大きな台風が出来ても

おかしくないと考えます。



ところが赤道上には台風は発生しません。



赤道上に台風が発生しない理由を

説明する前に台風が回転している理由を

解説します。



台風が左回転しているのはよく知られて

いますが、これは北半球で発生した台風

だけであり、南半球で出来た台風は

全て右回転しています。



これは地球が自転していることで

「コリオリの力」が発生しているためで、

赤道上ではコリオリの力が発生しないために

台風が出来ないのです。



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台風は赤道でできない?

嵐の中の森



台風はコリオリの力で作られます。

コリオリの力とは南北の緯度の違いによる

速度の差です。



コリオリの力は地表の自転速度が緯度の

高低差により違ってくるために

差が生じることで発生します。



地球は24時間で一回転しますが、

これは赤道上でも極地方でも同じです。



ところが距離にすると赤道上が最も長く、

極地方が0になるため赤道上が自転方向に

向けての速度が最も早いことになります。



つまり赤道上には最初から速度が付いている

ことになるのです。



分かり易く言うと、たとえば赤道上から

北極に向けて大砲を打ったとします。



大砲は打った時点で自転方向に速度が

付いていることになりますから、大砲の弾は

極地方よりも右側(東側)に飛んでいきます。



台風が最も多く発生する地域は「熱帯収束帯」

と呼ばれる地域で海水温が高く

コリオリの力が作用し易い地域です。



ただし、熱帯収束帯は赤道と平行に

なっているわけではなく、しかも冬と夏で

南北に移動し場所によって波打っています。



日本が冬の間は熱帯収束帯は南半球に

移動するということです。



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まとめ

台風が赤道上で発生しないのは

コリオリの力が作用しないためで、

台風は季節により移動している熱帯収束帯で

発生し易くなっています。



しかし、最近では海面温度が上昇している

とされるため発生条件も変わってきている

かもしれません。



台風による被害も多くなってきているのも

海面温度の上昇が原因と考えがちですが、

台風の規模の大きさからすれば昔のほうが

大きかった事実もあります。



海面温度の上昇だけでは

説明できるものではありません。



台風に関してはまだまだ

解明されていないことが多く、今後の

研究課題でもあるようです。

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