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あなたは、ある程度建築に造詣が
あるのだと思います。
のこぎりとインパクトだけで、
屋根裏のスペースに収納を増やそうと
思っているわけではないと思います。
家を自分で改造するってことは、
かなりの技術と知識が必要です。
まず、屋根裏のスペースは直下階の床面積の
50%以下、天井高が1.4m以下の収納でないと
建築基準法違反となってしまいます。
それから屋根裏のスペースでは、
梁以外には絶対に乗らないように
してください。
梁以外はただの石膏ボードなので、下の階に
落ちて打ち所が悪いと怪我ではすみません。
天井に穴を空けますが、間違っても梁を
切らないでください。「下地探し」
というものがホームセンターに売って
いますから、切る部分に梁がないか
確かめて切ります。
天井を切ったら、折りたたみ式のはしごを
取り付けます。かなりの重さなので、
一人で行うのは無理があります。
梁と梁の間を補強するため、採寸して
2×4の木材で根太を取り付けていきます。
床材はパテ埋めされた合板を使用します。
屋根裏は柱など、障害物だらけなので、
電動のこぎりで合板を切り抜いてください。
次は屋根ですが、断熱材を張っていきます。
天井に薄いべニア板を張り付けます。
次に軒下に25cm四方の穴をあけて、
換気扇を作り、中の空気を外に逃します。
これで完成です。
Contents
屋根裏収納を作るならリフォーム?DIY?費用比較!
屋根裏のスペースを収納に増やすDIYの
おおよその費用は
はじごスライドタラップ:約60,000円
下地探し:約1000円2×4
根太木材:約500円×8本=約4,000円
根太受け金物:約100円×48個=約4,800円
床合板:約2,000円×8枚=約16,000円
ロックウール:約8,000円
天井用べニア板:約500円×8枚=約4,000円
換気扇:約20,000円
釘、木ねじ:約1,000円
合計:約118,800円
6畳基本工事19~24万円
換気扇のオプション3万円
コンセントのオプション2万円
断熱材のオプション50万円
合計:74~79万円
自分でDIY!どうやって屋根裏に収納を作る?
屋根裏のスペースを収納にしていく方法を
詳しく見ていきましょう。
まず、慎重に天井に穴を空ける場所を
決めます。
絶対に梁を切ってはいけないので、
そこが空洞になっているがどうか、
ホームセンターで売っている「下地探し」を
使って確認してください。
梁以外のところには足をかけないように。
間違って梁以外に足をかけたなら、
天井を破壊してあなたが下の階に落ちます。
打ち所によっては、大怪我や下手を
すれば死亡事故になってしまいます。
天井に穴を空けて、はしごスライド
タラップを取り付けます。
梁と梁の間を補強するため、根太を
取り付けます。
採寸して2×4の木材を電動のこぎりで
切断します。2×4の木材を取りつけて
いきますが、根太受け金物を使用して
固定します。
パテ埋めされた合板を床材として使用します。
450mm×1,820mmサイズに統一し、
はしごから挿入して載せていきます。
その際、柱やボルトなどの障害物があるので、
電動のこぎりで切り抜き、微調整してください。
電源コードなどを逃す穴も切り抜きます。
ひたすら床板を張っていきます。
次は屋根に断熱材を張ります。
断熱材にはロックウールを使用します。
しっかり固定するために、タッカーで
取り付けます。
仕上げに天井に薄いベニヤ板を貼り付けます。
ベニヤ板もタッカーでとめていきます。
最後に、軒下に25cm四方の穴をあけて、
換気扇を付けて換気ができるようにします。
これで完成です。
まとめ
屋根裏のスペースを収納にするDIYは、
よくできればとてもいいものですが、
やり直しが効きません。
それに、危険ですし階段は大変重いです。
よほどDIYの腕に自信がなければ、
やめておいたほうがいいです。
または大工さん監修のもと、行いましょう。
屋根裏のスペースを収納にしたいのなら、
プロに任せたほうが安心ですし、単に収納を
増やす目的ならば、トランクルームを借りる
という手もあります。
とにかく慎重に考えてください。