
最近、コンビニのおでんが
おいしすぎてびっくりしませんか?
冬のランチは、職場近くのコンビニで
おでんとおにぎりを持ち帰ることが
多かったです。
おでんでいろいろある具の中でも、
よく買うのはじゃがいも。
柔らかいけど煮崩れしていなくて、
味が良く染みていておいしいんです。
自分で作ると、どうしてもおでんの
じゃがいもは崩れてしまい、
最悪だと、溶けたじゃがいもによって
だしが濁ってしまいます。
大なべ一品料理が
うまくいかないときって、
へこみますよね。
他のおかずに逃げられないですから。
時間をかけずに、煮崩れしないけど、
味が良く染みている
おでんのじゃがいもを作りたい。
その解決方法が圧力鍋にありました!
Contents
おでんのじゃがいもは圧力鍋で下ごしらえしよう
おでんは、たくさんの具材を
1つの鍋で作ります。
個々の味もそれぞれおいしいし、
それらが融合されたときの
おいしさも、また格別。
でも、これが、じゃがいもの
煮崩れの原因でもあるのです。
おでんのじゃがいもは煮続けると、
どんどん形が崩れてしまいますから。
それを避けるために、
圧力鍋を使いましょう。
圧力鍋で下ごしらえをすることによって、
煮崩れないきれいなじゃがいもを
おでんで味わうことが出来ますよ。
では、下ごしらえの方法です。
じゃがいもは皮をむいて、丸いままか、
半分に切ります。
半分に切った時は、角をなくす面取りを
してくださいね。
細かいことですが、角を作らないように
形づくることも、煮崩れしない
大事なポイントです。
このように下処理したじゃがいもを、
圧力鍋の蒸しざるかすのこに入れます。
圧力鍋に規定量の水を入れて
中火で圧力をかけ、2分でOK。
あとは、圧力が下がるまで
ほったらかしです。
おでんの鍋への投入は、
煮込み時間最後の20分ほど。
これで、煮崩れせず、
味がよく染みている
おいしいおでんのじゃがいもが
いただけます。
おでんのじゃがいもの煮崩れも圧力鍋で解決!
そもそもおでんのじゃがいもは
なぜ煮崩れるのでしょうか?
じゃがいもは、そのほとんどが
でんぷん質。
そのでんぷんの細胞同士をつなぐ
接着剤的な役割をしているのが、
ペクチンです。
このペクチンは、加熱すると柔らかくなり、
接着剤の効果が弱くなります。
それによって、でんぷんの細胞同士がゆるみ、
はがれやすくなります。
これが煮崩れの構造なんです。
では、どうして圧力鍋は
煮崩れを解決できるのでしょう?
理由は2つあります。
1. 圧力鍋は水からゆでるから
水からじゃがいもをゆでると、
水の温度が上がるのと一緒に、
じゃがいもも外側から
徐々に温度が上がります。
すると、表面の温度がゆっくり上がりながら、
中にも火がしっかり通ります。
外側と内側の温度差が少なくなる。
外側が柔らかくなった頃には、
中にも火が通っているということ。
これが煮崩れしない要因となります。
想像してみてください。
沸騰したお湯にじゃがいもをいれたら
どうなるか。
いきなりの高温によって、
外側のペクチンが急激に緩み、
中に火が通る前に、
外側から崩れていく・・・。
あなたも、じゃがいもの煮崩れる様子が、
細胞レベルで想像できるようになったでしょう。
2.ゆでる時間が短いから
圧力鍋は、水からゆでても、
あっという間に 中まで火が通ります。
じゃがいもに中まで火が通れば、
長時間加熱する必要は全くありません。
ただ、煮崩れていくだけです。
煮崩れせず、時短にもなるし、省エネ。
圧力鍋をお持ちなら、
使わない手はありません。
こうして圧力鍋で
下ごしらえをしたじゃがいも。
しっかりと冷ましてから
おでんに入れましょう。
再びペクチンの結合力が強まって、
崩れにくいじゃがいもになりますよ。
ほかにもある!おでんのじゃがいもが煮崩れないコツ
圧力鍋を使うことで、
おでんのじゃがいもの煮崩れを
防げることがわかりました。
その他にも、煮崩れを防ぐ方法が
いくつかあります。
1つめは、じゃがいもの品種を選ぶことです。
煮崩れが少なくて有名なのは
「メークイン」ですよね。
他にも、「とうや」「はるか」「シンシア」
「インカのめざめ」などが向いています。
じゃがいもの種類って
たくさんあるんですね。
あまり気にしていなかった
じゃがいもの名前を、
これからはお店で
見つけ出したくなりました。
2つめは、素揚げをする方法です。
私はこの方法をよく使います。
素揚げをすることで、
じゃがいもの表面がコーティングされて、
煮崩れることがなくなります。
しかも、うまみも増します。
まとめ
我が家の圧力鍋は、2代目。
ほんとうによく使います。
何がいいかと言ったら、
早く火が通ることで時短できるし、
光熱費削減につながること。
そして、魚や肉の硬い骨まで
食べられるようになること。
イワシやサンマは、缶詰のように
柔らかくなるので、骨が苦手な子どもたちでも、
これなら食べてくれました。
この圧力鍋でじゃがいもの煮崩れを
防ぐことができるとは、
1代目の頃は知りませんでした。
じゃがいもの面を取り、圧力をかけて2分。
冷めるまで待ってから、
20分間おでんの中にいれるだけ。
圧力鍋による簡単な下ごしらえで、
煮崩れしないじゃがいもが作れるなんて。
なんだかおでんを囲むような
寒い夜が待ち遠しくなりました。