
おはぎが大好きな私。
お彼岸には必ずあんこを煮て、
おはぎをつくります。
あんこ派の私に対して、
子どもたちに圧倒的に人気なのが
きな粉のおはぎ。
きな粉のおはぎはまぶすだけでできるので、
作ることに負担は感じません。
でも、どうしても、きな粉が
べちゃべちゃになって
しまうんですよね。
あなたも、時間がたつほどべちゃべちゃになるきな粉に、
がっかりしたことはないですか?
そんな悩みを一緒に解決しましょう!
べちゃべちゃなきな粉とおさらばするには、
砂糖の加え方とおはぎを作る工程に、
コツがあるんですよ。
Contents
おはぎのきな粉がべちゃべちゃにならない作り方とは
普通にきな粉のおはぎを作るとき、
きな粉に砂糖を混ぜて作りますよね。
その砂糖の甘さが、きな粉の風味と合わさって
おいしいおはぎになるのですから。
でも、このように作ると、
必ずきな粉はべちゃべちゃに
なってしまうのです。
なぜなら、砂糖にはきな粉以上に
保水作用があるからです。
周りに水分があれば、
吸いとってしまいます。
そして水分を吸った砂糖が、
べちゃべちゃになってしまうことは、
みなさんもご経験があるでしょう。
「きな粉に砂糖を混ぜるから
べちゃべちゃになってしまうとしたら、
どうやっておはぎに 砂糖を加えればいいの?」
おはぎに甘さを加える方法として
2つの方法があります。
1つめは、米を炊くときに砂糖を加えて、
中のお餅自体に甘味を足す方法です。
砂糖の量はお好みですが、
もち米とお米を2合炊くとき、
砂糖大3くらいがちょうど良い甘さですよ。
2つめは、餅の中にあんこを入れて
包む方法です。
普通のおはぎの逆ですね。
白いお餅の中からあんこが出てくると、
得した気分になりますよね。
このどちらかの方法で、
上から素のきな粉をかければ、
甘味のあるきな粉おはぎができます。
でも、実は、べちゃべちゃなきな粉を
避けるには、砂糖を混ぜないだけでは
不十分なんです。
さらに、大切なポイントがあります。
砂糖を加えたお餅でも、
中にあんこが入ったお餅でも、
そのお餅から湯気がでていると、
きな粉はべちゃべちゃになってしまいます。
ですから、炊きあがったお餅を
おはぎの数に等分したら、
十分冷めるまで待つことが大切。
ただし、あんこを入れる場合は、
熱くてお餅が柔らかいうちに
あんこを包み、そのあと冷まして
くださいね。
そして、十分お餅が冷めたなら、
たっぷりときな粉をかけましょう。
お餅のまわりに降りかけるくらいでは
足りません。
容器にきな粉を入れて、
その中で何度もおはぎを転がして、
何層にもきな粉をつけましょう。
このポイントを覚えていれば、
べちゃべちゃにならず、
サラサラきな粉のおはぎが必ず作れます。
ちなみに、お花見などにおはぎを
持っていきたいときは、
ふたのついた容器に、
たっぷりのきな粉と
おはぎを入れていくといいですよ。
時間がたってもべちゃべちゃにならず、
サラサラできれいなきな粉のおはぎが
食べられます。
どうやっておはぎのきな粉を保存する?
さて、おはぎにきな粉を使った後、
どうしても使い切れなくて、
残ってしまうこともありますよね。
そんな時はどのように保存すれば
おいしさが保たれるのでしょうか?
実は、開封後のきな粉は
そのままにしておくと
あまり日持ちしません。
原因は3つ。
- きな粉が水分を含みやすいから
- 大豆の成分である油脂が酸化してしまうから
- 栄養価の高いきな粉は害虫やカビが発生しやすいから
これらを避けるために、
最適な保存方法はズバリ、
冷凍保存です。
残ったきな粉を袋ごと、
ジッパー付きの冷凍保存用袋に入れます。
-18℃に保たれている家庭用冷凍庫なら、
酸素も通さず、細菌の増殖も停止します。
冷凍庫は水分もありません。
3つの原因が解決しますね。
冷凍保存は、1年以上も
品質の変化がないという
実験データがあるそうです。
上手に冷凍保存すれば、
開封したきな粉も長持ちできますね。
でも、冷凍庫に保存しておくと
忘れてしまったり、
次に使うタイミングがなくて
ずっと置きっぱなしになることが心配です。
そこで私は、小袋のきな粉を利用しています。
1度に80gの袋を開封するのではなく、
8gが10袋あったほうが、
無駄に開けずに済むからです。
それでもうまく使いきれない時は、
牛乳に入れたり、ヨーグルトにかけたり、
お菓子に使ったりしています。
最近の健康ブームで、
きな粉もいろいろな食べ方が
紹介されていますよね。
上手に保存しながらも、
積極的に毎日食べたい食品です。
まとめ
べちゃべちゃなきな粉のおはぎを
なんとかしたい。
この問題を解決するために、
べちゃべちゃになる原因を探ったら、
それは、砂糖とお餅の湯気にありました。
したがって、サラサラなきな粉にするには、
この2つを避ければいいでえす。
きな粉に砂糖を混ぜないことと、
お餅を十分冷ましてから
きな粉をたっぷりまぶすこと。
この2つが、べちゃべちゃにしない
ポイントだったんですね。
これで、次に作るときは、
べちゃべちゃきな粉のおはぎとさようなら。
きっとあなたも、お店のようなサラサラきな粉の
おはぎが作れますよ!
ぜひ、お試しください。