
こどもの日(端午の節句)に
食べるものと言えばちまきと柏餅ですよね。
柏餅の葉っぱって、あなたは
食べますか?
今回の記事は、以前から疑問だった
柏餅の葉っぱを食べるかどうかを
お伝えします。
そして、柏餅の葉っぱはどうして
餅に巻いてあるのかや、柏餅と
桜餅の違いなどを徹底解説します。
Contents
柏餅の葉っぱは食べられるの?
一般的には柏餅の葉っぱは
食べられるのでしょうか?
柏餅の葉っぱは、地域によって違っていて
柏以外にも以下のような葉っぱが
使われています。
- サルトリイバラ
- ホオノキ
- ナラガシワ
- コナラ
などがあります。
地域によって違うそうで、
私が住んでいる西日本では、
サルトリイバラが使われいます。
柏餅の葉っぱは、一般的には
食べないものです。
食用として処理されているものでは
ないからです。
実際に柏餅の葉っぱを食べてみると
葉っぱ独特の苦い味がしますし
おいしくありません。
食感も葉脈の部分がザクザクして
あまりいい感じがしません。
お餅の弾力や甘さと葉っぱの
苦さや食感がマッチしていないのです。
柏餅の葉っぱを絶対に
食べてはいけないわけではないが、
決しておいしくはありません。
職人さんの話によると、やはり
柏餅の葉っぱは食べる用に作っている
わけではないので、食べるのは
オススメしないそうです。
柏餅の葉っぱの意味や理由は?
じゃあ、柏餅はなぜ食べない葉っぱで
お餅を包んでいるのでしょうか?
- 香り付け
- 保存しやすい
- 保湿効果
- 食べやすさ
この4点があげられます。
1つ1つ見ていきましょう。
香り付け
柏餅は、食べると香りが口の中に
ふわっと広がり漂いますよね。
これは、柏の葉を餅に巻いて
蒸すからです。
柏餅の香り付けのために
柏の葉でくるんでいるのですね。
保存しやすい
柏の葉にはオイゲノールという
抗菌物質が含まれています。
柏餅を柏の葉で包むと餅を
菌から守ってくれる働きが
あるのです。
冷蔵庫がなかった時代には
柏餅が傷まないようにするための
工夫の1つだったんですね。
保湿効果
柏餅を葉っぱで包むとサランラップで
巻いているような効果があるんです。
つまり、保湿効果があるのです。
食べやすさ
柏餅を食べる時、直接素手で
持って食べるより、葉っぱが
巻いてある方がベタベタしなくて
食べやすいですよね。
また、蒸し器にもつかないように
という理由もあるからです。
桜餅の葉っぱは食べる?
では、柏餅と似ている桜餅の葉っぱは
食べるのでしょうか?
桜餅と桜餅の違いは?
桜餅と柏餅の違いって知っていますか?
桜餅
桜餅は、関東と関西では違ったものが
食べられています。
関東の桜餅は、小麦粉と水をあわせて
薄く伸ばし、焼いたものを
アンに包みます。
関西の桜餅は、もち米を蒸して
感想させて砕いた道明寺粉をまた蒸して
色付けしたものでアンを包みます。
桜餅の葉っぱは塩漬けの桜の葉でくるみ
餅はピンク色という点では、関東も
関西も共通しているのです。
柏餅
柏餅は、上新粉を使った餅でアンを包んで
柏の葉っぱでくるんだものです。
桜餅の葉っぱは食べる
柏餅の葉っぱは食べないですが
桜餅の葉っぱは一般的に食べます。
また、桜餅の葉っぱは塩漬けされていますが
食べない人も結構います。
おわりに
柏餅の葉っぱは食べるのか食べないのか
という記事をお伝えしました。
一般的には柏餅の葉っぱは食べないんですね。
桜餅の場合は、葉っぱが塩漬けにされて
いるので、葉っぱと一緒に餅を
食べるのが一般的です。
でも、柏餅は葉っぱを食べてはいけない
わけではなく、食べたい人は
食べてもいいと思います。
こどもの日にいただく柏餅、
お子さんにも桜餅との違いや葉っぱを
とって食べるかどうかなどを
教えてあげてくださいね。